友人の遺品について
遺品整理。
つまり亡くなった人の持ち物を処分したり誰かに譲ったりする事で「形見分け」と呼ばれる事が多いかと思いますが、そこには色々と知っておかなければならないルールがあるようです。
小さい頃に描いたイメージですと人間は歳をとって、おじいちゃん、おばあちゃんになったら死ぬものだと思っていました。
物心がついてから、身近な人の死やお葬式を経験したのが自分の祖母が初めてだったからかも知れません。
しかし自分も年齢を重ねていくに従い、その限りでない事を知って行きました。
通っていた学校の先生が若くして亡くなる。
勤務先の先輩が病気で亡くなるという経験もしました。
テレビや新聞のニュースでも毎日たくさんの方が亡くなっているのを目にします。
病気や事故、殺人事件などなど・・・その年齢も様々で、死はある日突然やってくるという現実を知りました。
私が最初に思い描いていたように、いわゆる「老衰」という形で一生を終わらせる事が出来たら、どんなにか幸せでしょう。
結婚して子供や孫にも恵まれ、家族に看取られて最後の時を迎える事が出来たら、本人は勿論、看取った家族も気持ちの整理がつけやすい事でしょう。
しかし、事故や病気で突然その時を迎えたら、本人もそして何よりも残された家族にとっても、その事実を受け入れることは難しく、心の整理もつかないはずです。
亡くなった方は帰っては来ない。
そんな事、誰でも知っています。
しかし、その現実を受け入れ、前を向いて歩いて行くまでには、時間もエネルギーもたくさん必要ですよね。
そして、亡くなった人は帰って来ませんが、思い出だけは様々な形で私達の中に残されます。
それは形のあるものから、無いものまで色々です。
形のある遺品
形のある遺品ですと、その人が着ていた洋服や愛用していた遺品になります。
その物自体を目にする事が辛い事もあるでしょうが、それを目にすることによって、その人を思い出す事も出来ます。
そして、自分だけが心の中に閉まってあるその人との出来事は、形こそありませんが大切な思い出として残されて行きます。
気持ちの整理をつける意味でも、亡くなった方の遺品整理を行うことは大切な事です。
その時が来た時に、どうしたらいいのか、誰がやるのか・・・いざ取り掛かろうと思っても容易ではなさそうです。
もちろん残された家族が行うのが一般的かと思いますが、最近では遺品整理を専門に扱う業者もあるようです。
家族構成によっても、遺族が遺品整理を行う事が不可能な場合もあるので、そういった業者の存在は、独居人には心強い見方なのかも知れませんね。
また、自分が亡くなる前にどのように遺品整理をして欲しいか、遺言書によって書き記すのはどうでしょう。
自分の大切にしてきたものを、自分亡き後も続けて愛用して欲しいと思う気持ちは誰にでもあるはずです。
そういった希望がある場合は、遺言書を残すのも一つの方法かも知れません。
どのような形にしろ、遺品整理を行うという事は、故人の思い出を引き継ぎ、新しい思い出として残していく大切な仕事です。
間違った方法や勝手な判断で行ってはいけないと思うので、正しい知識を身につけて行きましょう。