遺品整理の方法

遺品整理というと、何だか少々冷たいイメージを抱いてしまいがちですね。

淡々と故人の品々を整理してしまうような言葉にも取れてしまいます。

では「形見分け」と言ったらどうでしょうか?形見分けという言葉だと、昔から使われて来た言葉ですし、故人の大切にしてきた品々を分け合うという暖かいイメージに変わりませんか?呼び方一つでこれほどまでに抱くイメージが異なるのも何だか不思議なものですね。

しかし、故人の使用していた物を全て分けう事は出来ません。

処分する品々も数多く存在するはずですので、そういった物には遺品整理という言葉が適しているようにも感じます。

思い出を取っておくものには「形見分け」処分する物には「遺品整理」という使い分けをする事が望ましいようです。

遺品整理=形見分けは、一般的には忌明けが過ぎたら始めます。

四十九日の法要が終わると、その日をもって忌明けとみなされるようです。

仏教では亡くなった人はあの世で7日ごとに7回お裁きを受けるとされているそうです。

亡くなった日から7日目を初七日忌、14日目を二七日忌、21日目を三七日忌、28日目を四七日忌、35日目を五七日忌、42日目を六七日忌、そして49日目の七七日忌の法要の合計7回になります。

この期間は、まだ亡くなった人の霊がこの世をさ迷っている期間ともされているようです。

しかし、実際に7日毎に法要を行っている事は少なく省略する事もあるみたいですが、最後の49日目の七七日忌法要は盛大に行い、同時に納骨を済ませる事も多いようです。

形のある遺品

四十九日の法要を済ませる事は、遺族にとっても一つの大きな節目になります。

なかでも納骨を済ませるという事柄は気持ちの面でも大きな区切りになります。

自宅にお骨がある際は、近所への買い物で家を空ける際にも何だか気が気ではありません。

ですから、納骨を済ます事は忌明けと呼ぶにふさわしい事柄だと思います。

実際に遺品整理を始めたら気をつけなくてはならない事がたくさんあります。

まず故人が愛用していた品々を形見分けする際には、ごくごく親しい人にだけ送る事が望ましいようです。

また送る品物も、いくら故人を偲ぶ大切な思い出でも、壊れている物や修理が必要な物は避け、実際に使用出来る物を送った方が良いとされています。

また、故人より目上の人には、送らないのが正しいマナーのようです。

しかし、本人からの希望があれば、それに応える事は良いとされています。

また、遺品整理をしている際に故人が借りていた物が出てきた場合は、直ぐに持ち主に返却する必要があります。

遺族で判断が難しい故人の仕事関係の書類などは同僚や上司に相談すると良いと思います。

遺品整理を行うことは、故人の思い出を処分してしまうようで簡単に行えるものではないのかも知れませんが、故人が会社勤めをしていた場合は重要な書類が見つかる場合もありますし、借りていた物が見つかる場合もあるので、必ず行わなければならない仕事です。

しかし、それ以外の品々に関しては、何も慌てて遺品整理を行わなくても良いと思います。

大切な人との別れが突然だった場合には尚の事です。

ゆっくりと時間をかけて遺品整理を行い、故人との別れを受け入れていく時間にすることが望ましいように思えます。

また、遠方により整理の都合がつかないといった場合には業者に依頼する方法もあります。

遺品整理を専門に行っている業者から、遺品整理を扱う便利屋さんもあります。

数多く存在する業者の中から一つを選ぶことは難しいとは思いますが、費用やサービス、電話等で確認した際の対応によって決めるのも一つの方法かと思います。

自分が死ぬ事や家族や大切な人との別れは考えたくないものですが、実際には慌ただしく行動したり、大きな決断を急いで行わなければならない時でもあります。

そんな時に、少しでも冷静行動出来るように、遺品整理の事も含めて頭の片隅においておいてはいかがでしょうか。