形のある遺品

四十九日の法要を済ませる事は、遺族にとっても一つの大きな節目になります。

なかでも納骨を済ませるという事柄は気持ちの面でも大きな区切りになります。

自宅にお骨がある際は、近所への買い物で家を空ける際にも何だか気が気ではありません。

ですから、納骨を済ます事は忌明けと呼ぶにふさわしい事柄だと思います。

実際に遺品整理を始めたら気をつけなくてはならない事がたくさんあります。

まず故人が愛用していた品々を形見分けする際には、ごくごく親しい人にだけ送る事が望ましいようです。

また送る品物も、いくら故人を偲ぶ大切な思い出でも、壊れている物や修理が必要な物は避け、実際に使用出来る物を送った方が良いとされています。

また、故人より目上の人には、送らないのが正しいマナーのようです。

しかし、本人からの希望があれば、それに応える事は良いとされています。

また、遺品整理をしている際に故人が借りていた物が出てきた場合は、直ぐに持ち主に返却する必要があります。

遺族で判断が難しい故人の仕事関係の書類などは同僚や上司に相談すると良いと思います。

遺品整理を行うことは、故人の思い出を処分してしまうようで簡単に行えるものではないのかも知れませんが、故人が会社勤めをしていた場合は重要な書類が見つかる場合もありますし、借りていた物が見つかる場合もあるので、必ず行わなければならない仕事です。

しかし、それ以外の品々に関しては、何も慌てて遺品整理を行わなくても良いと思います。

大切な人との別れが突然だった場合には尚の事です。

ゆっくりと時間をかけて遺品整理を行い、故人との別れを受け入れていく時間にすることが望ましいように思えます。

また、遠方により整理の都合がつかないといった場合には業者に依頼する方法もあります。

遺品整理を専門に行っている業者から、遺品整理を扱う便利屋さんもあります。

数多く存在する業者の中から一つを選ぶことは難しいとは思いますが、費用やサービス、電話等で確認した際の対応によって決めるのも一つの方法かと思います。

自分が死ぬ事や家族や大切な人との別れは考えたくないものですが、実際には慌ただしく行動したり、大きな決断を急いで行わなければならない時でもあります。

そんな時に、少しでも冷静行動出来るように、遺品整理の事も含めて頭の片隅においておいてはいかがでしょうか。